2014年3月31日月曜日

2014.03.31 長谷川慶太郎 『破綻する中国,繁栄する日本』

書名 破綻する中国,繁栄する日本
著者 長谷川慶太郎
発行所 実業之日本社
発行年月日 2014.02.10
価格(税別) 1,500円

● 中国の崩壊が間近に迫ってきたという危機感が著者にあるようだ。シャドーバンキングの問題,その背後の共産党と人民解放軍の確執,汚職という言葉では表現しきれないほどの政治腐敗,恫喝外交,貧弱な軍備,使い捨てにされる国民の不満。
 シャドーバンキングから融資を受けた中小の民間企業の社数は300万社,その企業に勤めている従業員数は2億人にものぼります。それが,2013年12月から2014年1月にかけて全部,整理された可能性があるのです。(p36)
 中国が崩壊して在留邦人12万8000人が危険な目に合えば,本当に日本人の目は覚めます。“これは大変なことになった,今まで日本の企業経営者たちは何をしてきた”ということにきっとなります。日本企業は従業員の生命や財産を守るという安全保障面で判断する観点がこれまでなかったのです。(p46)
 汚職を取り締まる中国共産党中央規律委員会が,このほどCNPCと,同社の子会社である中国石油天然気の元幹部4人を摘発しました。(中略)この汚職事件を調査すれば江沢民を中心とした石油閥首脳部の摘発にたどり着けるはずです。(p98)
 日本では考えられないでしょうが,「記者の家族が公安の監視下にある」のです。また,ある一般紙の中国特派員が告白していましたが,「いつ自分の娘が誘拐されるか,また,自分が知らないうちに,白い粉(麻薬)が背広に入れられるか分からない」といっていました。記者たちは公安当局からいつも監視されており,住居やオフィスも盗聴されているのです。非常に緊張感のある現場で報道しています。こうした状況ですから,これまではなかなか,真実を報道するのは中国では難しかったのです。(p120)
● 韓国に対する著者の見方も,だいぶ厳しくなっている。愚鈍な大統領,正直さを欠いた国民,サムスンの失速。
 この2つ(中国,韓国)の国民は近代国家の国民ではないのです。どうして,そのようなことがいえるのか。両国は約束を守らないし,受けた恩義を尊重しないからです。 こういう人たちが近代社会で生きていくことが出来ますか。近代社会の根底にあるのは,約束社会です。約束したことを勝手に破ったら,その人は近代社会の人ではないのです。それが,中国や韓国なのです。実はそれが両国のいうところの「歴史認識」です。(p152)
 国際関係で一番大事なのは,一度,結んだ条約というのは,締結相手国の合意がない限り修正はできないということです。韓国にはその国際常識がない。自分たちの勝手な都合で変えてしまう。(p154)
 韓国の裁判所は世論になびきやすいといえます。本来,裁判官は法秩序を守る番人であるはずですが,韓国の裁判所は社会的な流れを重視しがちです。憲法より,国民感情が優先され,法の支配が揺らいでしまう国柄なのです。だから韓国は一流国家になれないのです。(p157)
 韓国では誣告罪,詐欺罪など「ウソ」による犯罪が日本に比べ物にならないくらい多いのです。(中略)つまり,日本人は正直なのです。韓国人はウソをつくことを何でもないと思っている人が多いのです。だが,一時は騙せても,長い目で見れば決していいことではない。韓国人は信用出来ないというレッテルが貼られてしまうのです。(p168)
 日本が韓国を併合してから韓国は経済発展し,治安も改善したのです。1910年から45年までの35年間に韓国の人口がどうなったか。実に2倍になりました。経済力の裏付けがなかったら,どうして人口が増えますか。そして文化・教育面でも随分,日本は貢献してきました。一番,大きいのは識字率のアップです。日本が併合した時,識字率は30%を切っていましたが,それを100%にしたのです。日本の教育政策の恩恵です。(p170)
 これはたしかにそのとおりなんだと思うけど,問題は韓国民に望まれてそうしたわけではないってことでしょうね。日本はロシアから自国を守るために,朝鮮半島を支配下に置く必要があった。
 その判断は間違ってはいなかったと思えるけれども,韓国民に感謝してもらうのは難しいでしょうね。
 中国人や韓国人はイノベーションに対する取り組みは甘い,というより嫌なのです。手で物を作ることに,物凄く拒否反応がある国民なのです。金儲けというのは算盤と契約書で儲けるものと考えています。安く買って,高く売るという儲け方が一番,いいと思っています。(中略)両国の国民性から判断すると,国際的な信用に裏付けされた発展を期待するのは難しいかも,知れません。(p231)

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